どうして森で保育をするの?

どうして森で保育をするのかと問われたら、「森が教えてくれるから」と答えよう。


あちらで小鳥がさえずり、こちらで虫がごそごそ、風が木々の葉を揺らし、滴がポトンと落ちる。それぞれが好きなことをしながら、それぞれの場所で過ごしているのに、不思議と調和している森の中。まんまるが目指す、ありのままいられる場づくりもこんな感じ。







昨日までなかったところに、突如として現れるキノコやタケノコ。一日でびっくりするほど色を変える、紅葉した葉や熟した木の実。先週はつぼみだったのに、あっという間に満開になる木々の花。1日として同じ自然はないことが、1日として同じ自分でなくていいことも教えてくれる。昨日はすいすい登れた斜面が、雨上がりで滑って登れないこともある。この前は怖かった高さから、ジャンプできたり、去年は届かなかった木の枝に、いつのまにか届くようになっていたり。さっき思い切りケンカしたって、お互いの氣持ちをわかちあったなら、次の瞬間、笑い合うことができる。いつだって、「今・ここ」が最新で本物。




まんまるでの日々が育む、創造力+想像力=明日を自分で楽しくする力。日々変わる自然環境に適応し、不快を快に変えていく力。個性豊かな仲間たちと過ごす中で、他人を変えることではなく、自分が変わることで世界は変わっていく体験。答えも、正解も、1つではなく、時にはないことだってある。


子どもも大人も、「今・ここ」の自分の氣持ちを大事にしながら、心・体・五感をフル活用して、森でたくさん遊ぶ中で、確かに育まれるものがある。たとえそれを実感するのが、今すぐでなくても、暮らしの根っこに自然とのつながりを感じ、生かされている安心感の中で、日々を過ごして欲しい。


まんまるが、母なる大地と父なる空と、私たち生き物をまぁるくつなげる存在になりますように。