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【卒園児保護者③】心のおもむくままに過ごす時間が魅力って思うようになった

Updated: Aug 12

私が淡路島に来たとき、山の中の古民家に滞在させてもらっていた。


住宅街で育った私は、いつも自然に囲まれた環境にいることが、旅気分で

毎日、鳥の声で目覚め、木々が青々とした中で新鮮な空気をめいいっぱい吸って、

みんなでご飯を作って食卓を囲み、誕生日を祝いあい、

子どもの頃にやりたかったことを一つ一つ、取り戻していっているような感覚になった。


淡路島で森のようちえんを始めることになったのは、その頃。

子どもが自由に遊ぶ「森のようちえん」を、自分の森でやりたいというオーナーさんに出会い、

淡路島で「森のようちえん」をやりたいという友人(あじめちゃん)と一緒に話をしに行ったことがきっかけだった。


出会った後はスルスルとことが運び、

長男が4歳だった4月、森のようちえんは長男と森のオーナーさんのところの女の子の2人で始まった。


「森のようちえん」の魅力

始めは、野外で過ごすと季節の変化を五感で感じられるし、身体感覚が養われそうとか

毎日外で鍛えられて子どもの運動能力が高くなりそうとか、そういうメリットで考えていた気がする。


あじめちゃんの尊敬する先輩であり、すでに30年も続けているTOEC(自由な学校)を参考に

創立者の伊勢達郎さんのワークショップに参加したり

まんまるで講演会や話を聞き合うワークショップをしたり

いろんな森のようちえんを見に行くうちに、


そのときに沸いた気持ちをそのままに出していいんだ

プラスの感情もマイナスの感情も裁くことなく、味わったら良いんだ

そして心のおもむくままに過ごす時間が魅力って思うようになった。


「森のようちえん」を一緒に作ることで、

私自身が、自分のままでいることに許可できるようになった気がする。


子どもたちはと言うと、

長男・次男2人ともまんまるのことが大好きだったと思う。


長男の森のようちえんから帰るときの「やりきったぞ!」みたいな

疲れていながらも、なんか満足しきった表情を見るのが好きだったな。


卒園した後も、卒園式、入園式などまんまるの行事はとても楽しみにしていて

小学校高学年のときも、子どもたちと無邪気に遊び、竹の棒や木の刀をめいっぱいズボンに刺して

「これ、持って帰る!」という姿がなんともほほえましかった。



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写真:まんまる入学式にOBとして参加。3人目に入ってくれた友達と。


そんな長男も中学2年。

ついに、まんまるの行事にも、夏恒例の無人島キャンプにも、付き合ってくれない時期がやってきた。

勉強はそこそこ、サッカーと友達同士の遊びに明け暮れる日々。

「今は、友達と遊ぶのが一番楽しいんだ」そう。寂しいけれど、自分が一番やりたいことをやりきっていることに変わりはない。


次男は、月曜・金曜は保育所へ、火曜~木曜はまんまるへ通った。

話を聞くと、保育所の顔とまんまるの顔が全く違う。


保育所の先生からは、

給食では好き嫌いを言ったことがなく、ご飯を残すこともない

大人しく言うことを聞く「良い子」だそうで、

好き嫌いで気分屋な家庭での様子を話すととても驚かれた。


まんまるでは、

甘えたいときは「抱っこして」とせがんだり

犬がじゃれ合うように、取っ組み合いなのか、遊びなのか、友達と存分にやりったり

まんまるでは、ありのままの自分を出せていたなって思う。


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写真:終わりの絵本の読み聞かせ、やりたいって提案して、絵本も自分で選んでやってみた日。


卒業後、どういきているのか、


運動能力がどうとか、自然の中で生きるサバイバル能力とか、そういうわかりやすいものではないと思う。

(むしろ、そっちじゃない。今や長男は虫が苦手って言うし)


無意識だと思うけど、自分の周りの環境を良く把握しているとか

プレッシャーが強い環境や壁があっても、なんかうまいやり方見つけるとか

根拠のない自信があったり、自己肯定感みたいなところかな?

はっきり言語化できないし、個性との区別とも難しい。


ただ、何かにいきている、という確信はある。


親子3人、どっぷり、まんまるにお世話になって

まんまるとともに成長させてもらったって思う。


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